まつばらのりこ

こんにちは!アーティスト、絵本作家、そして二児の母の、まつばらのりこです。

心温まる楽しい絵本を描いたり、素朴で優しい味わいのある新聞ちぎり絵を作るのが大好きです。

最近は、マンガも描いています。

自然、家族、そして毎日の生活が、私のインスピレーションです。

私は、和紙の代わりに新聞を使う、新聞ちぎり絵を制作しています。絵の具やはさみを一切使わず、新聞を手でちぎって作るだけの新聞ちぎり絵。安価な材料で気軽に楽しめる新聞ちぎり絵の魅力を、ワークショップを通してみなさんにお伝えしています。私の新聞ちぎり絵作品は、こちらからご覧ください。

オンラインショップにて、ちぎり絵アートプリントちぎり絵グリーティングカードをご購入いただけます。

サイン入り絵本(英語版)のご購入はこちら

私は絵本作家としても活動しています。2013年に英国トロイカ・ブックス社から出版された『Bocchi and Pocchi: A Tale of Two Socks』がデビュー作です。「ぼっちとぽっち」シリーズは、英国で出版後、スペイン語、カタロニア語、中国語、韓国語、ベトナム語、日本語の6ヶ国語に翻訳されています。日本では、1作目『ぼっちとぽっち くつしたのおはなし』が2019年に岩崎書店から出版されました。(絵本ナビのインタビュー記事はこちらからご覧いただけます)。

絵本のイラストや、制作過程・他の絵本作家へのインタビュー動画は、こちらからご覧ください。

絵本を描き始めたきっかけは、「自分の心を温めるため」でした。イギリスの大学院時代、原子力産業の問題点をテーマにしたアート作品(作品『Nuclear Project』はこちら)を制作していましたが、原子力をめぐる問題を知れば知るほど、扱っている問題が大きすぎて自分のやっていることが無意味に思え、私自身がネガティブな意識の沼にはまって出てこられない状態になりました。このままでは私の方がダメになる、そう思った私は、私自身が夢を描ける世界、私のアートを見る人が夢を描ける世界に意識を持っていこうと思いました。それで描き始めたのが、『ぼっちとぽっち くつしたのおはなし』なのです。

原子力問題というテーマから離れ、自分の心を温めるために絵本を描くということに対して、罪悪感はありました。でもその頃、たまたまマザー・テレサについての逸話を読んで、はっとさせられたのです。
 
それは、ある男性に「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか?」と尋られたマザー・テレサが、「家に帰って家族を大切にしてあげてください」と答えたという逸話です。
 
「世界の平和は、まず家庭の平和から」という考え方が、心に深く響きました。絵本を通して、その手伝いができたらいいなあ!と思いました。それで、絵本を描くことへの意欲に拍車がかかったのです。
 

二児の母となった今、絵本の力を身をもって感じています。私は、夜寝る前に、子どもたちに絵本を読んであげる時間が大好きです。親子が絵本を通してつながる時間は、親子の絆を深める大切な時間です。子どもたちが思いやりある大人に成長しますように。そして、世界に思いやりの輪が広がりますように。私にそのお手伝いができたら本当に幸せなことです。

 

2020年3月、コロナ騒動でイギリスがロックダウンされました。ロックダウン中の今しかできない子どもたちとのふれあいを、マンガという形で記録しようと思い立ち、4コマ漫画を描き始めました。マンガこちらからご覧ください。

制作以外にも、ワークショップや絵本の読み聞かせ、トークを行なっています。

ワークショップは、大人も子どもも参加できます。参加者の年齢やテーマに応じて、柔軟に対応させていただきます。

  • 絵本の読み聞かせ&ワークショップ
  • 新聞ちぎり絵ワークショップ
  • 折り紙ワークショップ
  • 講演

ワークショップの詳細はこちらからどうぞ。

まつばらのりこ略歴:

1977年青森県八戸市生まれ。横浜国立大学教育学部を卒業後、レバノンなどで日本語教師として勤務。アーティストになる夢を追いかけ、2003年からカナダのニューファンドランド・メモリアル大学でファイン・アートを学び、2008年に英国のセントラル・セント・マーティンズ芸術大学で修士号を取得。2013年、英国のトロイカ・ブックス社から『ぼっちとぽっち くつしたのおはなし』で絵本作家デビュー。英国では「ぼっちとぽっち」シリーズは3作目まで出版されており、中国語、韓国語、スペイン語などにも翻訳されている。日本では1作目が2019年に岩崎書店から出版された。現在、シリーズ4作目を制作中。新聞ちぎり絵制作やワークショップも行い、幅広く活動中。英国ダラム州在住。英国人の夫と2人の子どもと共に暮らしている。

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